Paul Lechler病院の熱帯病科は、1906年に熱帯病患者専用の病院として設立され、現在も German Institute for Medical Mission e.V. (Deutsche Institut für Ärztliche Mission)が管轄しています。シュヴァーベンジュラの丘陵地帯にあり、テュービンゲンの街並みが一望できるこの病院は現在、老齢医学と内科の救急医療施設へと生まれ変わりました。緩和医療の受診も可能です。また、熱帯や旅行医療を専門とするドイツ最大規模の専門科も設けており、毎年8,000人の外来患者が、旅行や熱帯医学の専門家によって治療を受けています。熱帯病に罹患した入院患者を治療するための特別な隔離室も用意されています。
'2017年にオープンしたPaul Lechler病院の熱帯病科の新病棟は、患者だけでなくスタッフにも、より快適で高度なテクノロジーと設備、そして利便性を提供することを目指しています。その名を広く知られるPaul Lechler病院が、医療現場の近代化を実現したことは、大きなニュースです。既存の病棟と同様に、新病棟にもMEIKOの機器が採用されました。ヘルスサービスマネージャーの Sven Braun 氏は、「新病棟には、品質を最重要項目として採用する機器を慎重に考慮しました。これまでに使っていた機械の性能にとても満足していたので、新病棟でもMEIKOを採用することにしました」と話します。
洗浄・消毒機「TopLine」は、工場出荷時のA0値が600 に設定されています。同科に勤務するフライブルク病院疫学・感染対策コンサルティングセンター(Deutsches BeratungszentrumfürHygiene(BZH))の専門家からの要望でした。「100床以下の小規模病棟では、自分たちで衛生チーム作ったり、最先端技術を維持することはできません。BZHは、スタッフのために専門的なサポートと実践的なガイダンスを提供しています。外注を最小限に抑えたいという私たちの考え方にぴったりでした」と説明するBraun 氏。
調理場で食器の衛生を守っているのはMEIKOの食器洗浄機です。患者さんがいる場で調理作業をする療法士の Lena Korn氏にとって、高温の洗浄で確実な衛生が守れる「M-iClean U」は唯一の選択肢だったそうです。