持続可能性

「人々の健康と衛生は、切っても切り離せない関係です - 同様に、私たちの住むこの地球の健康状態にも気を配らなければなりません!」

トーマス ポイカート博士 - MEIKO経営責任者
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イノベーション

1927年以来、MEIKOは製品の枠組みを超えて、卓越した革新力を発揮しています。将来を見据える市場参加者として、私たちはお客様の利益となる包括的なソリューションを、効率性と経済性を踏まえて発信しています。また私たちは、新たな課題をわくわくしながら待ち構え、より良いソリューションの開発に尽力します。発見の才能、そして常に人の先を行く先駆者の精神で、私たちはお客様の期待に応える完璧なソリューションを開発しています。

持続可能

生命、自然、地球: 私たちに与えられたこの大いなる贈り物は、心を込めて、大切に扱うべき貴重な存在です。このため、MEIKOは長期的な視点で物事を考えます。そこにあるのは「四半世紀」ではなく、「世代」という単位です。私たちは常に物事の全体像を捉え、すべての分野において持続可能性を中心にした考え方を実践することで、環境、社会、経済における企業の責任を果たしています。抜群の資源効率を誇る製品はもちろん、私たちの食品廃棄物処理システムは、エネルギー生成にも寄与する設計となっています。

信頼

MEIKOは信頼に根差す企業文化、互いが助け合い、頼りにできる環境を重視しています。このことは、従業員だけでなく、お客様やビジネスパートナーの皆様にも当てはまります。MEIKOは皆様全員と共に歩み、一年を通じて、必要とされるときにいつでも皆様のお役に立てるよう努めています。このようにして、私たちは多くの変化をもたらし、自ら掲げる目標を達成しています。

迅速 機敏

世界は目まぐるしく変化しています。MEIKOは、日々ダイナミックさを増していく市場にも対応する、新しいシステムを構築します。ほぼ100年に届くMEIKOの歴史においても、私たちはさまざまな変化に素早く柔軟に反応し、常に正しい選択肢を導き出してきました。そして何よりも、私たちは常に学び続けることを忘れませんでした。私たちは、さまざまな市場や従業員からの刺激やインプットを認識し、着実に取り入れています。

品質重視

MEIKOは絶対的な情熱をもって、品質の向上 維持に努めています。私たちのお客様や患者様は、あらゆる課題において、私たちに卓越し成果と持続可能なソリューション、そして従業員の高い知識やスキルを期待しています。従業員の研修や高度な職業訓練は、MEIKO Academyが中心となって行っています。

敬意

MEIKOで働く人たちの性格、気質、そして文化的背景は実に多様です。私たちは、人々への敬意と尊重の心を持って互いに接することで良好で公正な関係を築き、自然との調和を大切にしています。これは、私たちにとってはごく当たり前の環境なのです。

持続可能性

持続可能性は、環境、社会、そして経営管理においても、MEIKOのマネジメントシステムを構成する必要不可欠な要素です。環境保護、エネルギーマネジメント、そして労働安全衛生は持続可能性というコンセプトにしっかりと礎を置き、定期的に外部の独立系機関による評価を受けています。

MEIKOの戦略開発は、MEIKOの持続可能な企業経営を継続的に発展させ、エコロジカルフットプリントのさらなる削減を目指しています。この目的のために、私たちは必要なすべての資源を含め、組織と人材の面で将来に向けた準備を整えています。

以下のサステナビリティ ステートメントで、皆様によりMEIKOの持続可能性に対する姿勢について、深くご理解いただけるものと考えています。

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環境

MEIKOにとって、環境保護は社をあげて取り組む事業課題であり、MEIKOの社会的責任の一翼を成す存在でもあります。そのため、MEIKOの製品もこの目標を念頭において設計されています。洗浄機による洗浄、すすぎ、消毒は、今までもすでに環境に配慮したアプローチとして捉えられてきました。洗浄機を使うことで、手作業に比べて時間を節約し、製品の寿命を延ばし、何トンもの使い捨ての廃棄物が発生するのを避けることができるうえに、水、エネルギー、ケミカル製品といった資源の節減が可能となります。

MEIKOのサステナビリティ マネジメントは、2016年からISO 14001の認証を受けています。これは生産、サービス、廃棄の各段階において総合的な効果を発揮しています。この目的のために、MEIKOは環境負荷を継続的に削減し、持続可能性マネジメントを拡張して、すべての環境目標を透明性があり、測定可能な方法で達成しています。

MEIKOの主要生産施設はオッフェンブルクにあります。この施設は、高度な垂直統合と、可能な限り自社で生産するという目標に基づいています。このようにして、MEIKOは個々の工程を積極的に組織化し、今後もエネルギー、材料、資源の効率を積極的に高めていくことができるのです。

その他にも、アメリカと中国に生産拠点を置くことで、現地市場に対する供給体制を確立しています。

気候変動

気候の変動を抑制するには変革を受け入れる意思が必要であり、MEIKOはすでにそのことを認識しています。だからこそMEIKOは、温室効果ガスの排出量を継続的に削減することを目標に、気候変動管理を今後の課題に適応させているのです。

CO2排気ゼロのエネルギー

2021年より、MEIKOは100%グリーン電力を使用しています。この電気エネルギーは、MEIKOが消費するエネルギー量の実に50%以上を占めています。これにより4904 MWhを節約することができ、これはCO2に換算すると実に2128トンに相当します。ちなみに、ドイツの平均的な電力ミックスでは、年間2トンのCO2が排出されています。したがって、気候変動に左右されない電気エネルギーによる節約は、95平方メートルの居住スペースを持つ2人世帯の家庭家庭1008世帯で使用される量に相当します。

加えて、MEIKOは太陽光発電システムによって、必要なエネルギーの18%をすでに自家発電しています。

2022年のエネルギー内訳

電力4,401,418 kWh/a
太陽光発電 (自家消費)502,539 kWh/a
ディーゼル324,292 kWh/a
天然ガス (天候調整済み)3,264,762 kWh/a
燃料油 (天候調整済み)2,583,974 kWh/a

エネルギー消費が最適化されたMEIKOの社屋。オッフェンブルクに新たに建造されたMEIKOの社屋は、再生可能エネルギーから得た電力で駆動する地下水熱ポンプでエネルギーの供給を賄っています。また社の照明はLEDに変えられました。

MEIKOは、ISO 50001に準拠して認証された、包括的なエネルギーマネジメントシステムを導入しており、技術的 組織的対策により、暖房用エネルギー消費量を大幅に削減しています。さらに、レーザー溶接の利用など、生産におけるエネルギー効率を高めるためのさらなる措置も講じています。

最重要の資源

MEIKOの包括的な製品 & 材料の適合性管理は、製品ライフサイクル全体にわたって、環境に関連するすべての規制が確実に実践されるよう配慮します。

  • 材料適合性: RoHSガイドラインやREACH指令、WRASなどを考慮し、人と環境を保護する無害な材料を選択します
  • 生体適合性: 適切な材料を選択し、潜在的な危険物質により製品ユーザーが汚染被害に遭う可能性を排除します
  • MEIKOの生産テクノロジーによる資源の節約 (CAD/FEAによる製品設計による材料効率性の向上等)
  • 危険な作業物質 (洗剤、接着剤、冷却潤滑剤など) の代替物を採用

資源の利用 & 循環経済

製品 – 大きな変化をもたらします

企業によるカーボンフットプリントの大部分は、運転中の機械による消費に起因しています。つまり、資源の節約と循環経済にとっては、お客様による製品の使用状況が大きな意味を持つことになります。 

MEIKOの機械による資源消費の最適化 (電力、水、ケミカル製品) は、開発チームにとっても、ラボにとっても、常に戦略的な重点であり続けてきました。製品仕様書に記載される消費量は、常に下降しています。材料効率性と長寿命特性に関する定期的なラボ試験も、MEIKO製品の寿命を延ばすこと、持続可能な材料を使うことと並び、MEIKOのルーティーンとなっています。

このようにして、たとえばMEIKOのUPster K M2では、ヒートリカバリーによってエネルギーを38%節約することに成功しています。MEIKOのM-iClean Hは、ヒートリカバリーによってエネルギーコストを18%節約し、蒸気放出を80%削減することによって、より良い室内気候を生み出しています (すべて先行モデルとの比較)。

持続可能性を考慮した製品のさらなる開発

再利用食器を洗浄する家庭外市場向けMEIKO製品は、お客様の日常にも持続可能なプロセスを生み出します。たとえば、外出中のコーヒー、フェスティバル、またはサッカー観戦といった場面では、使い捨て食器の代わりにプラスチック製再利用食器が活躍します。 

プラスチックカップの乾燥は、食器 調理器具洗浄技術にとって特に難しい課題です。これは、外食産業で確実に広まりつつあるガラス製リユースボトルの洗浄でも同じです。

これらの問題を解決する技術によって、MEIKOの製品はゴミの削減、省資源、そして二酸化炭素排出の削減にも大きく貢献し、再利用やデポジットのシステムによる持続可能な循環経済を実現しています。さらに、MEIKOはお客様、大規模イベント主催者、またMEIKOがメンバーとして参加している連盟組織(United Against Wasteなど) との協力関係を通してこの転換プロセスを強化しています。

MEIKO GREEN

食品廃棄物やキッチンの廃棄物は、接客業における二酸化炭素排出量に並々ならぬ影響を及ぼします。しかしながら、調理の現場にはそのような廃棄物はつきものです。どうしても出てしまう廃棄物は、それだけに何としても有効活用しなければいけません。とりわけ、いわゆる「生ごみ」は非常に貴重なエネルギー供給源となります。

キッチンの廃棄物をコンポストやバイオガスといった形で再利用することは、エネルギー転換に貢献するクレバーな方法だといえるでしょう。これを実現するために、 MEIKO は、あらゆる規模の外食産業従事者を対象として、生ごみを人間工学に適った方法で収集し、粉砕し、ごみが回収されるまで臭いが出ない方法で保管するためのシステムを開発しました。エネルギー循環を完結するものとして、MEIKOは、その場で残り物からエネルギーを獲得できる小型のバイオガスシステムもご提供しています。

MEIKOの食器 調理器具洗浄技術と組み合わせることで、調理場とバイオガス生産をつなぐ循環サイクルを接合し、完結させる仕組みが生まれます。これを、MEIKOでは「グリーンループ」と呼んでいます。

MEIKO GREEN 食品廃棄物処理

ユーザーの健康を

守る製品たち

呼吸保護器具もしくは個人用保護具 (PSA) のクリーニングは、人々を病気から保護し、ひいては健康を守る役目を果たします。現場の隊員向けにMEIKOが開発した洗浄 消毒器具と、呼吸保護器具ワークショップの装備に関するMEIKOのノウハウで、私たちは呼吸保護器具の着用者や呼吸保護具技術者に、安心して仕事に臨める労働安全の環境をもたらします。MEIKOの機械は病原菌、有害物質、微生物による汚染を取り除き、労働安全性を著しく高めます。

病院や介護施設の汚物室では、MEIKOの機械がステンレススチール製看護器具 (ベッドパンなど) を準備処理します。これによりMEIKOは、プラスチック、紙やボール紙製の使い捨て看護器具 (一部は排水と一緒に排気されます) の代わりとなる、長持ちのする選択肢を提示しています。また、MEIKOのベッドパンウォッシャーも、排水に接続されたごみ粉砕機よりも、最大で3倍長持ちすることが証明されています。

MEIKO自身の廃棄物管理は、ISO 14001に準拠して外部組織による検査を受けています。MEIKOでは、発生した廃棄物は、たとえばFSC認証を受けた木製ペンデル包装などを使って、輸送用包装のごみも削減しています。生産過程でどうしても発生してしまう廃棄物は、地域の廃棄物処理業者によって回収され、その大部分は再び資源の循環サイクルに戻されます。

MEIKO製品における

修理 リサイクルの可能性

すべてのMEIKO製品において、修理 リサイクルが可能であるということは、MEIKOの持続可能性の取り組みにおける必須事項分です。材料効率性や製品の寿命について定期的にラボ実験を行うことで、継続的に持続可能性の向上を図るのがその目的です。MEIKOはパートナーの皆様と共に、常にネットワークを深めて持続可能な連携 協力体制を促進しています。

基本的に、MEIKOの機械はリサイクルフレンドリーなステンレススチールを使って、省資源な手法で製造されます。製品を可能な限り長寿命に保つことは、サービスを行うMEIKO従業員の役割です。

世界中にちらばっているMEIKOのサービスセンターは、障害発生時にはお客様をしっかりサポートし、可能な限り迅速に復旧を図ります。このようなサービスは、数多くの認定サービスパートナーや技術者のサポートによって実現しています。またMEIKOのサービス部門では、使用済みの機械を再生し、非常時には代替機として活用できるように準備するということも行っています。

MEIKOサービス車両
機械を操作するMEIKO生産部門の従業員

インフラや生産設備における

資源の消費量

MEIKOの生産設備は、エネルギー効率および材料効率の観点から常に最適化が勧められています。レーザーカットによる切断の最適化はその一例です。

社会

MEIKO、そして人々が抱える社会的 経済的問題

桟橋に寄せた4人乗りのカヌー

エンドユーザー

人々を病気から守ることは、私たちの最も重要な責務のひとつです。コロナパンデミックの影響で衛生の必要性は一挙に注目を集め、世界的なメガトレンドとなりました。MEIKOの洗浄 消毒技術は、約100年にわたって世界の人々の健康に貢献してきました。そして現在も、MEIKOは日々技術の向上を図り、感染の危険にさらされる患者や介護従事者、外食する人々、そして発がん性物質にさらされる消防署や救援組織の職員の安全を守っています。MEIKOは、水、ケミカル製品、そして熱を使った洗浄技術で、確かな結果を得ています。しかしながら衛生要件の点では、MEIKO製品は可能な限り持続可能な構造を維持しています。

そして適合性管理の分野では、MEIKOは積極的なリスク監視によって、MEIKO製品のエンドユーザーに及ぶ可能性のある危険を検知しています。さらにMEIKOは、技術の使用時における安全と人間工学にも配慮しています。ここでは、作業プロセス、機能性、人間工学を考慮して、機械が置かれる環境もプランニングします。

安全性向上の技術を開発する企業として、MEIKOは自社製品エンドユーザーに対し、起こり得る危険について情報を提供し、そうした危険を最小限に抑えることが社の責務であると考えています。このため、私たちは社の行動規範において、以下のガイドラインを作成しました: 行動規範へ

MEIKOのM-iClean PF-Sに鍋を入れる精肉業者

自社の従業員

機械を操作するMEIKO従業員

ほぼ100年にわたって、MEIKOは財団の目的に従い、社における雇用の確保にも努めています。MEIKO全体の総従業員数は約2,800人。そのうち約1,300人がオッフェンブルクの本社に勤務しています。すでに、祖父母の代からMEIKOに勤務している「三代目従業員」も珍しくありません。

良い給与、企業年金制度、公平な協力体制、研修生の多さをはじめとし、その他にも色々な点が、従業員のニーズを重視するMEIKOの姿勢をはっきりと示しています。また、家族休暇に使える従業員専用の別荘なども提供されています。

さらにMEIKOは、公共交通機関の交通費を補助すると同時に、自転車リースサービスを通して自転車を通勤手段として奨励しています。

「人」は、MEIKOの貴重なリソースです。このためMEIKOでは、労働安全と健康保護がとりわけ重視されています。

労働安全管理には、労働安全、健康管理、火災保護が含まれます。これにより、職場での安全や、職務に起因する疾病の保護 (労災保護) が保証されます。MEIKOが実施する労働安全と健康保護の管理体制は、法律、技術的基準、同業者組合が提示するすべての関連要件を満たしており、職場の安全と健康管理システムに関する国際基準であるISO 45001に準拠して認定を受けています。

MEIKOは、家庭と仕事の両立、またはMEIKO Academyにおける社内研修などを通して、従業員一人一人の成長もサポートしています。ここでは、さまざまな種類の研修プログラムが、オンラインまたは対面で提供されています。もちろん、MEIKOは社外での研修も推進しています。豆知識: 社の補助を受けているMEIKOの社員食堂では、ベジタリアンまたはヴィーガンのメニューを毎日楽しめます。

サプライチェーンと人権

MEIKOのような財団所有の企業でも、経済的な成功なくしては未来はありません。経済的な成功は、責任ある行動と切っても切り離せない関係にあります。これは環境に対してだけでなく、人々そして社会と共存していくうえでの責任も意味しています。このことは、MEIKOのバリューチェーン全体を通して守られなくてはいけません。

このためMEIKOは、従業員やサプライヤー、そして世界中に広がるビジネスパートナーの皆様にも、たとえばILO (国際労働機関)の基本原則声明など、MEIKOが守るすべてのガイドラインを順守することを求めています。

国連グローバル コンパクトの基本原則に従って、MEIKOは

  • 国際的に認められた人権の保護を支援しこれを尊重します。
  • 人権侵害に加担しないように努めます。
  • 労働者の基本的権利を認識し、理解します。
  • 意識を高め、従業員や社外スタッフに対するネガティブな影響を最小限に抑えるか、または完全に排除するよう努めます。
手にタブレットを持ち倉庫で働くMEIKO従業員

社会への貢献

Menschen der Lebenshilfe Offenburg-Oberkirch im Arbeitsleben
レーベンスヒルフェ (生活支援)

オッフェンブルク オーバーキルヒのレーベンスヒルフェ (生活支援) は、知的障害や複数の障害を持つ人々を、生活におけるすべての領域でサポートします。支援の目的は、こうした人々が、職業生活も含め、個人のニーズに合った自分らしい生活を送ることを可能にすることにあります。MEIKOはレーベンスヒルフェに業務を発注し、この取り組みをサポートしています。

Innovationszentrum für Energietechnik der Hochschule Offenburg
RIZ

オッフェンブルク エネルギー技術専門大学の地域イノベーションセンター (RIZ) は、エネルギーシステムに関する研究、学習、応用をひとつにまとめ、エネルギー転換が提示する可能性と目標を、目に見える形で実践します。MEIKOは同センターに数十万ユーロ単位の資金を提供し、実践的なエネルギー研究の実現をサポートしています。

Menschengruppe beim Essen mit Mehrweg Geschirr
MEHRWERT FORUM (付加価値フォーラム)

Mehrwert Forum (付加価値フォーラム) はMEIKOの指揮のもとに2023年末に初めて開催されたシンポジウムです。各種連盟、外食産業経営者、ロジスティクス関係者、再利用製品メーカーなど、外食産業における再利用ソリューションの確立に関わるすべての重要な関係者が一堂に会したこのシンポジウムでは、再利用の未来を切り開く道筋について議論が交わされました。

オッフェンブルクのMEIKOの敷地には6つの蜂の群れが住み、30万匹の勤勉な同僚たちとして活動しています。蜂たちは蜂蜜を分けてくれるだけでなく、地域の種の多様性に対してもちょっとした貢献を果たしています。 

原生林

オーストリアに原生林なんてあるの?と思う人もいるかもしれません。しかしもちろん、あるんです!オーストリアのMEIKOで働く従業員は、デュレンシュタイン野生地域の「原生林プロジェクト」を積極的にサポートしています。3,500ヘクターにわたるこの森の一部は、なんと500年前から存在しています。この森を静かに見守ることで、私たち人間は非常に特殊な生態系を垣間見ることができるのです。

マレーシア

コロナパンデミックとこれに伴うロックダウンにより、多くの人々が働くことができなくなり、場合によっては窮地に追い込まれました。MEIKO SEAは、この時期に食糧支援を開始。Food Aid Foundationに向けて緊急に必要な食糧パッケージを作り、生活に困窮する人々に配布しました。

BLACK FOREST
SUSTAINABILITY FORUM

第5回目となるオッフェンブルク専門大学のBlack Forest Sustainability Forum (シュヴァルツヴァルト持続可能性フォーラム) では、MEIKOもフォーラムのメンバーとして社の持つノウハウを提供しました。議題には、水の可用性と持続可能な管理、そして衛生管理をすべての人々に対して確保するための対策および解決策の交換がありました。これは、国連が掲げる17の持続可能な開発目標の1つでもあります。ここでMEIKOの節水技術は、洗浄 消毒における正しい省資源の方法を提示しました。

ガバナンス

企業内で持続可能性のコンセプトを定着させることは、MEIKOという企業の経営にとっては絶対的な必須事項です。このため、MEIKOは自らに、責任ある哲学の義務を課しました。1979年、ローゼル マイヤー (創業者オスカー マイヤーの妻であり、経営者) は、MEIKOの所有権を企業支援財団に移しました。これによってローゼルは、創業者のライフワークともいえるこの会社が遺産争いに巻き込まれたり、分割されたり、または売却されたりすることがないようにしたのでした。財団の目的は、会社の良好な経営、そして社内の雇用の維持にあります。

MEIKOの行動規範は、財団のガイドラインに基づいています。このためMEIKOは、利益の85%を「人々と会社の福祉のために」再投資しています。さらにMEIKOは、たとえ一部であっても社の売却は一切禁じられています。MEIKOはMEIKOとして存続し、価値観志向、責任、長期的視点という企業文化を守り、職場 雇用を長期的に確保しなければいけないことが明確に定められています。

価値観を定義しこれを文書に記すことも大切ですが、 この価値観を、たとえ危機の時代にあっても、日常生活において確実に実践することも同じくらい大切です。MEIKOはこのため複数の監視機関を設け、社の価値観と財団の目的が常に優先されるようにしています。たとえば、社の経営はMEIKO財団理事会によって監視されています。

その他にも、MEIKOは次のような数々の機関を設けています:

  • MEIKOという企業の重要な支柱は、ルールを順守した行動です。このため、MEIKOのコンプライアンス管理はすべての企業領域に浸透しています。また、MEIKOの行動規範は関係者全員に対して拘束力を有しています。
  • MEIKOは、ステークホルダーを含めたリスク管理と、機会およびリスクの監視も行っています
  • また、MEIKOはすでにずっと前から苦情管理を実践しており、社の通報システムBKMSを使用しています
  • 社名であるMEIKOには、「The clean solution」と付記されています。私たちはこの言葉を、自社製品名からとりました。しかしこの言葉は、常に私たちは、清潔、明確、かつ透明な行動を取らなければいけないことを示しています。これはすべての従業員と経営責任者に当てはまります。

現在、MEIKOは包括的かつCSRD(企業持続可能性報告指令)に適合した持続可能性管理のシステムの構築に取り組んでおり、これが将来の行動の基盤となることを目指しています。MEIKOの戦略には、MEIKOが環境および社会に対する義務を果たすことを可能にするための、いくつもの重要なステップが含まれています。

二重の重要性分析

第1のステップとして、MEIKOは「二重の重要性分析」を実施します。これは、会社にとっても、また社のステークホルダーにとっても意味を持つ、もっとも重要な持続可能性のテーマを認識するのに役立ちます。

気候収支の拡張

もうひとつの重要な項目は、MEIKOの気候収支の拡張です。MEIKOは、正確な測定と分析を通じて、CO2排出量やその他の環境負荷を把握しています。これらのデータは、MEIKOの環境フットプリントの削減を意識的に進める対策を開発するにあたって、非常に重要な要素となります。

持続可能性ストラテジーの拡大

重要性分析と気候収支の結果に基づき、MEIKOは社の持続可能性戦略を拡大します。MEIKOは明確な目標と対策を定め、これをKPIで監視します。この戦略は、すべての関連部門と協力して開発されます。

日常業務への統合

さらに先を目指すMEIKOの持続可能性の目標と施策は日常業務に統合され、将来においても持続可能な行動が社の活動を実践していく上での確かな一部であり続けることを保証します。

継続的なレポート作成とコミュニケーション

2026年より、MEIKOは定期的にCSRD (企業持続可能性報告指令) に準拠した報告書を発表し、そこで私たちの進捗状況を記録し、透明性を確保します。さらに、MEIKOは持続可能性なコミュニケーションを調整し、お客様や他のステークホルダーに対し、社の施策や成果について包括的に通知していきます。

これらの包括的な施策を通じて、MEIKOは持続可能な未来の基盤を築き、引き続き責任を持って未来志向で行動することを保証します。

持続可能性のマネジメントはなぜそんなに重要なのですか?

効果的な持続可能性マネジメントは、MEIKOにとってもなくてはならないものです。ここでは、その主な理由を挙げています:

将来を見据えた経営

包括的な持続可能性の管理により、MEIKOがチャンスやリスクを継続的にモニタリングすることが可能となります。このモニタリングを通して、MEIKOは環境や社会に対するネガティブな影響を最小限に留めると同時に、MEIKOが実現できるポジティブな影響を強化することもできるのです。MEIKOはこのようにして、私たちの行動が常に将来を見据えたものであることを保証し、今後直面するさまざまな課題に対する準備を整えています。

長期的な成功

長期的な成功を収めたければ、持続可能な行動をとらなくてはいけません。持続可能性は環境保護や社会的責任の実践を促進するだけでなく、経済的な安定にも貢献します。持続可能な実践慣習を組み込んでいる企業は、変化に適応し、リスクを管理する能力が高く、これによって競争優位性を得ることができるからです。

従業員の関与を促す

持続可能性の管理のもうひとつの重要な側面は、従業員をこれに関与させることです。変化のプロセスに公式 非公式に参加することで、すべての人々が企業の持続可能な変革に積極的に貢献できる環境が生まれます。MEIKOは持続可能性の管理をさらに拡張し、責任感を伴う、成功に満ちた将来の基礎を築きます。