ファストフードからファインダイニングへ

ビョルン・ファン・ダイルはすべてにおいて品質を重視します

起業家精神とはビョルン・ファン・ダイルのためにある言葉です。彼はハードワークと、それに伴って得られる自由を愛しています。30 年以上にわたり、彼はドレヒステーデン地域においていくつものホテル、レストラン、カフェを経営し、ビジネスを展開してきました。オランダ王立陸軍のエリート部隊での兵役を通して、彼は規律、そしてチームを率いる術を学びました。貴重なスキルが、彼が今のようなビジネスマンとなるのに大いに役立ちました。

多国籍企業での経験を積みたいと考えたビョルン・ファン・ダイルのキャリアのスタートは、ロッテルダムのマクドナルド店舗でした。支店長として、ファン・ダイルはグループの拡張に貢献しました。その後、もうひとつのアメリカ系フランチャイズに移った後、2008年、パペンドレヒトでカフェを買収。これが、カフェと同名のWillaertsグループ誕生の瞬間となります。その後すぐに、イタリア料理店「Il Mercato」、そしてアジア料理の「Urban Street Food Bar」がオープンします。アルブラッセルダムでは、ビョルンはフランスとオランダのエレメントを融合させたシーフードレストラン「Le Barrage」を開店しました。彼の最新のプロジェクトは、Il Mercatoの第2号店、そしてヘンドリック・イド・アンバハトに開いた、インターナショナル料理のレストラン「KITA」です。

スタッフの教育向上で、クオリティをさらなる高みへ

Willaertsグループのビジネスが注目を集めているのはなぜでしょう?コンテンポラリーな外観のハイクオリティな内装でしょうか。または、新鮮で高品質な材料を使ってさまざまな国の料理をつくるトップクラスのシェフ達でしょうか。ビョルンによれば、この成功の主な要因は、レストランのスタッフです。「当社の従業員は、まさに最高です。ビジネスにおいて本当に差を出すには、人材という要因が不可欠です。なので、私たちは従業員を大切にし、報酬にも十分に配慮しています」。新型コロナウィルスに起因するロックダウン期間中、Willaertsグループはスポンサーとなってスタッフにソムリエトレーニングを提供したほか、オランダ最大手の魚介類サプライヤー、Zeevis Schmidtを含むグループサプライヤーと連携してマスタークラスも開催しました。

レストラン「KITA」のインテリア
他のすべての Willaerts グループ系列レストランと同じく、レストラン「KITA」のインテリアもコンテンポラリーに仕上がっています。
ノールトカーデにオープンした、ビョルン・ファン・ダイルの最新レストラン
レストラン「KITA」では、室内でも、またはノールト川沿いに設けられた屋外のテラスでも、素晴らしい時間を過ごせます。

磨き作業からプロフェッショナルな食器洗浄へ
食器洗浄については、ビョルンはひとつの方向転換を行っています。「以前は、実に多くのグラスを自分の手で磨いていたものでした。全く気分が乗らない、閉店後の店でね。そして翌日、バーテンダーが磨き具合に満足しなかったら、もう一度同じことを最初からしなければならなかったんです」。昨今では、手作業で洗うものなど何もありません。ビアグラスを含むすべてのグラスが、グラス洗浄機へと投入されるのです。「何年ものあいだ、私は間違った倹約精神から業務用食器洗浄機を購入せずにいました。今では、食器洗浄機のないバーなんて絶対に作りません。私たちは、白ワインだけでも7種類のグラスを使っています。そのなかには、ひとつ 80 ユーロもするグラスもあります」。ビョルンはすべての店舗において MEIKO の業務用食器洗浄機を設置し、取り扱い上の心配をなくすサービス契約にもサインしました。「それからというもの、面倒な問題はまったく起こっていません。この機械のおかげで、本当に快適な仕事環境ができているんです。機械にかけたものはすべて清潔で、自分たちで磨く必要ももうありません」。洗剤とリンス剤も MEIKO が提供しています。「私たちが結んでいるのは、すべてをひとつの業者でカバーするワインポイント契約です。私はこのやり方を非常に気に入っています。私たちが電話すれば、MEIKO はすぐに私たちの状況を理解してくれます。必要なのは MEIKO の機械一台、それだけです」。