イギリス人は紅茶が大好きです。朝には多くの人々の目を覚まし、午後には皆が集まるひと時をつくる存在です。それ以外にも、「美味しい紅茶をちょっと一杯」というタイミングはいつでもやってきます。毎年 4 月 21 日の「紅茶の日」には、ティールーム、カフェ、ホテルやパブでお祝いが行われます。きらりと輝くティーポット、しみひとつなく清潔なカップやマグで紅茶を楽しみましょう!
ティータイムには...
多くのケータリング業者、料飲マネージャー、レストランやコーヒーショップのオーナーが、使い捨てのプラスチックアイテムやカップの撤廃に動いています。
しかし、カップなどの再使用により、洗浄量は増加し、タンニンやコーヒーによる色素沈着という洗浄の問題にも再び向き合う必要が出てきます。
タンニンの入念な処理
タンニンは、紅茶やコーヒー、ワインや他のアルコール飲料に存在する天然の成分です。タンニンは、陶器、金属製のキッチン用品、ガラス製品などにしみをつけたり、残留物として残ったりする可能性があります。これにより、カップやグラスを二度洗いしなければいけないこともしばしばであり、食器洗浄機が完璧ではないことを印象付ける結果となります。漂白剤はほとんど効果がないどころか、しみをさらに目立たせてしまいます。
興味深いことに、一度タンニンのしみがついた食器を、しみを完全に取りのろかれていない状況で洗浄した上で 85℃ ですすぐと、実質的にはこのしみを「焼き付け」てしまうようなこととなり、さらに除去することが難しくなってしまいます。
カップの形状や素材は実に様々です
正しい洗剤の選択で、しみひとつない食器を
洗浄アームはスムーズに動き、ストレーナに目詰まりもありません。洗剤やリンス剤も正しく投入され、洗浄やすすぎの温度も正しい数値を示しています。食器洗浄機の作動状態には問題がない前提で、さらにタンニンの残留を防ぐためには、最適な洗剤やリンス剤の選択が大きなカギとなります。
往々にして洗浄の現場では、洗剤の種類を変更したときに初めてタンニンによるしみの問題に気付きます。たとえば、5 年間何の問題もなく使ってきた食器洗浄機の性能が急に落ち始めるときなども、洗剤を変えたことが原因となっていることがあるのです。
洗うものが変われば、洗剤も変わる
飲食にかかわる方であっても、洗浄物によって最適な食器用洗剤を選択する必要があるということをご存じない方も少なくありません。一般的な食器用洗剤の他にも、デリケートなグラスに適した洗剤、油汚れに強い鍋窯用の洗剤、アルミ器具を傷めない洗剤など、洗剤には様々なバリエーションがあります。そしてもちろん、タンニンのしみが問題となる食器のためには塩素配合の洗剤がおすすめです。色素沈着に最適な洗剤がティーカップへのタンニンの沈着を防ぎ、美しく清潔に洗い上げます。
それでは正しい洗剤はどうやって選べばよいのでしょうか。新たに食器洗浄機を導入する場合には、洗浄のプロフェッショナルにご相談下さい。
最適な洗剤を選択と正しい濃度調整。業務用食器洗浄機において最高の仕上がりを維持するためには、この調整が非常に重要なのです。
輝く時間
テーブルを整え、友達を呼んでパー「ティー」を始めましょう!「紅茶の日」でも、そうでない日であっても、アールグレイ、イングリッシュブレックファスト、ジャスミンやウーロンを注いだ一杯のお茶に、イングリッシュスコーン、バター、クリームとジャムを添え、ティータイムの時間を楽しみながら最高の洗浄結果を満喫しましょう。