ワールドウィスキーデーは 5月の第 3 土曜日。インターナショナル・ウィスキー・デーやナショナル・バーボン・デーにならび、このワールド・ウィスキー・デーも、ウィスキーを祝し称賛する日なのです。
ウィスキーは世界中で製造されていますが、フォーブス誌が発表した世界ランキング「ウィスキーブランド 売上げベスト25」によれば、インドの「Officer's Choice(オフィサーズ・チョイス)」は 2017 年に世界で最も多くのウィスキーを売り上げたブランドとなっています。事実、インドのブランドは上位 10 ブランドのうち、Jim Beam(ジム・ビーム)、Jack Daniels(ジャック・ダニエル)、Johnnie Walker(ジョニー・ウォーカー)の 3 つを除く残り 7 つを占めています。
また、ウェールズやイングランドでもウィスキー製造の波が再燃しており、スペイン、フランス、スウェーデンやオランダでもウイスキーは製造されています。ドイツには 20 を超えるウィスキーの蒸留所があり、そこには数々の受賞歴を誇る Black Forest(ブラック・フォレスト) も含まれています – シングルモルトのロートハウスブランドは、MEIKO(マイコ) の本社があるオッフェンブルクからほど近い場所にあります。
毎年 5 月の第 3 土曜日は、ウィスキーの素晴らしさを祝し、称賛する日。どこにいても、きっとそこにはその地域ならではのウィスキーがあるはずです。
ウィスキーに適したグラスを知る
一般的には、産地にかかわらず、ウィスキーは丁重にサーブされ、その香り(ノーズ)、色、脚 (レッグ)にも注意が払われます。ウィスキーの「脚 (レッグ)」とは、グラスをゆっくり回した後にグラスの内側を流れ落ちる、ウィスキーの滴の跡のことです。ウィスキーの「脚 (レッグ)」には、皆さんが思う以上に多くの情報がつまっています。決して、グラスの透明感を確認するためだけのものではないのです!
グラスをゆっくり回してウィスキーの渦をつくると、一部がグラスの内側に付着し、内側に跡を残しながら再びボウルへと垂れ落ちていきます。このときにつく滴の跡が「脚 (レッグ)」です。レッグの垂れ方が速ければ速いほどウィスキーの口触りは軽くなり、垂れ方が重く遅いほど口触りは重くなります。
ウィスキーを楽しむには、グラスのクオリティが重要です
特徴的な形をもつグレンケアンのグラスは、ウィスキーのために考案された数少ないグラスのひとつ。伝統的なノージングコピータ (チューリップ形グラス))をベースとしたデザインを採用しています。
このグラスでは、すぼんだ飲み口からデリケートな香りが立ち上り鼻孔に届くのを楽しみつつ、ウィスキーを飲むことができるようになっています。グレンケアングラスには、従来のソーダガラス製のものや鉛含有率 24% の手吹きクリスタル製のものがあります。
ウィスキー愛好家なら、必ずクリスタルグラスを選ぶことでしょう。
「熱烈な愛好家はグレンケアンのウィスキーグラスに心酔していますが、もちろんこれには納得のゆく理由があります。高級クリスタル製のこのグラスは、ウィスキータンブラーの重厚なベースと、チューリップグラスの薄さ、曲線の美しさを組み合わせたものです。2 つの異なる世界の、それぞれの最も良い部分がひとつのグラスで表現されているのです。」
クリスタルグラスの正しい洗浄方法
クリスタルグラスのクオリティは一様ではありません。マシンメイド、無鉛ガラス、鉛ガラス、そしてハンドメイドの鉛含有率が 24% 以上のものなど、さまざまに異なる品質レベルでの製造が行われています。事実、鉛の含有率は 35% 程度まで上げることができます。鉛が多く含まれていればいるほど、グラスの輝きもや打音の響きもより素晴らしいものとなります。伝統的な鉛クリスタルは、ここに含まれる鉛の影響により「柔らい」仕上がりになります。ちょっとした埃さえも、表面を削ったり、引っかき傷をつくる原因になってしまいます。クリスタルは普通のガラスよりも表面が粗く、このため洗浄時のケミカル製品を取り込みやすいと言われています。またこの表面の粗さが、これらのグラスに蒸気が付き易い理由だとも考えられています。
MEIKOのグラス洗浄機、逆浸透膜式水処理システム、適切な洗剤で洗浄することにより、クリスタルグラスに見事な輝きと清潔さを与えることが可能となります。クリスタルグラスの輝きを長期間楽しむには、グラスの製造元が推奨する方法に従って手入れを行ってください。
製造元を確認
RIEDEL (リーデル)社は、機械で吹いた鉛クリスタルグラスであるワイングラスシリーズ Vinum (ヴィノム) が、食器洗浄機に対応していることを明言しています。
RIEDEL 社のアドバイス
- 水跡をつくらないために: 純水や軟水などミネラル分が限りなく少ない水を使用する
- ひっかき傷をつくらないためには: グラスが他のガラスや金属などに触れないようにする
- 水跡を落とすには: ホワイトビネガーを使います
- 可能であれば、ステム付きグラス洗浄用のラックを使用する
テーラーメイドのラック
MEIKO UK (イギリス)のお客様である Allens Catering Equipment & Furniture Hire(アランズ・ケータリング・エクイップメント&ファニチャー・ハイアー)社は、RIEDEL 社製グラスのユーザーです。同社は、多額のコストを投資したグラスを細心の注意を払って保護するために、MEIKO UK の準備したテーラーメイドラック を採用しています。
ハウンズローの Allens(アランズ) 社では、逆浸透膜純水装置を搭載した最新型の食器洗浄機 M-iQ が 2 台稼動しています。
クリスタルグラスを取り扱うときの一般的なルール
- クリスタルグラスは、他のアイテムと接触することがない場所に保管すること。
- 個々のグラス (特にステム付きグラスの場合) はひとつずつ運ぶこと。ステムをまとめてつかみ、いくつものグラスを一度に運ばないこと。
- グラスは決して重ねて収納しないこと。
- クリスタルグラスは急激な温度変化に絶対にさらされないようにすること。(非常に熱い温水、非常に冷たい冷水など)また、クリスタル製品は電子レンジ、電気オーブン、冷凍庫に入れないこと。
- 鉛クリスタルグラスは決して洗浄液に浸漬しないこと。
- 皿、カトラリーなどの他の食器類と混ぜて置かないこと。
- ベースやボール部分を決してねじらないこと。
正しい器具で、自信を持つ
グラス、特にクリスタルグラスの取り扱いには細心の注意を払ってください。MEIKO にはさまざまな形状のラックを豊富にラインアップ。デリケートなグラスを大切に洗浄します。詳細については、MEIKO までお問い合わせください。